oolonet B

version 1.5 2007
<< May 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | permalink | - | -

音源をリリースするということ

今やってるバンド「4g/sugar」がほのかに盛り上がり始めた。
来年の2月7日にTHE NINTH APOLLOからリリース予定のオムニバス「RULE SOUND NEXT #1」に1曲だが参加しているのだ。4gとしては初の全国流通音源となる。なんともめでたいことだ。

自分が参加している正規リリース音源として換算すると今回のオムニバスでなんと12枚目となる。年数にしてちょうど10年、バンドとしては全部で4バンド。浮気性??
いやらしくもプロフィールに全タイトル掲載しているが、自分としてはこうして並べてみると壮観だ。

しかし音源をリリースするって、どういう意味があるのか?これは常に流動的になる考えの1つだ。

初めて音源をリリースしたバンド「Crunched Grind」。この頃はまだクソガキで、音源の意味や、作品に対する責任、裏で動いてくれているレーベルのこと、諸々ほぼ何も考えていなかった。
「売れる」ということを特段意識していた訳ではなかったし、それすら考えてなかったのかな?単純にライブの動員が増えて、自分の音源がお店に並んでて、嬉しいな、という気持ちが強かった。
ただ、皮肉にも人生で一番「売れた」のはこの時だった。

次に正規音源となったのは「SHIT FACED」というバンド。これは正式にはメンバーではなくヘルプというカタチだったが、4年もやっていたし、音源のジャケットに写真も載っちゃったしw、自分の中では自分の音源という思いが強い。この時も、さほど考えは変わってなく、ほとんど音源リリースに関して深くは考えていなかった。

初めて音源をリリースするということに対して意義を考え始めたのは次にリリースした「sleep warp」の頃から。
このバンドは結成当初から「売れる」ことを目的とし、願わくばそれを生業としたいとすら考えていた。だからこそ、音源をリリースするということの重要性をしっかりと考えるようになった。
音源はバンドの顔であり、名刺である。音源を全国で発売するということは、自分の顔を全国に晒すということだ。しからば中途半端なものは作れないし、今後に影響する。そしてその音源を生かすも殺すも自らのプロモーションやライブにかかっているということも分かった。
全国流通だからといって必ずしも全国でリスナーが手に取ってくれるということはなく、むしろ扱ってくれない店舗のほうが多い。それも営業、ライブにかかってくるということも学んだ。
「Crunched Grind」の頃と大きく考えが変わったのは、「sleep warp」の場合、レコーディングから販売までのプロセスの中、自分たちで作業しなくてはならない配分が多かったことが影響しているように思う。「Crunched Grind」はそのプロセスのほとんどをレーベルがやってくれていて、自分たちはただ演奏していればよかったのだ。
また、時代も流れ、「sleep warp」を始めた頃はすでに音源のネット流通が主流となりつつあった。そのためCD自体の流通数が激減。販売戦略等、「売れる」ためには否が応でも考えなくてはならない状況にあったのかもしれない。

では、現在はどうか?
「音源」というものに対する考えは「sleep warp」時代とそう変わらない。
しかしながら現在やっている「4g/sugar」は「sleepwarp」時代ほど「売れる」ことを意識していない。
それは生業とすることを止めたからだ。悔しいが、あきらめたのだ。そう思ったらとてもスッキリした。幸い今のメンバーに「売れる」ことを第一目標に掲げてるヤツはおらず、それもすごくやりやすい。だから「売れる」ことをそこまで意識はしていない。
それなら何故音源を出すのか?
それは「4g/sugar」をオススメしたいからだ。
自分で言うのもなんだが、メチャメチャかっこいい。だからこそ、自分たちや身近な人間だけでその気持ちを共有しているのはもったいない。全国通津浦裏の人達にぜひオススメしたい。だから音源をリリースするのだ。今はそういった思いが強い。

「Curnched Grind」時代の「嬉しいから」という単純な発想。
「sleep warp」時代の「売れるため」という明確で計画的な目標。
音源に対し、今はその両方をちょうどミックスさせたような考え方になった。
10年かけて少しは大人になったかな?
音楽 | permalink | comments(1) | trackbacks(0)

プリプロ

 今、4g/sugarではレコーディングに向けて、プリプロ制作に勤しんでいる。で、そのプリプロ作業の裏方全般をオレが担っている。毎週土曜に録りを行い、その日の晩から翌日日曜までは大抵MIXが予定を占める。

 ウチのプリプロのやり方はいたって簡単。リハスタを使って、まずリズム録り。システムは自前のノートPC+オーディオインターフェイス、アプリはAbletonのLive5。普通のSM58を使ってL、Rのoffしか録らない(理由はオレのオーディオインターフェイスが同録2chというショボいものだというだけ)。アウトプットからヘッドフォンアンプに一回ぶっこみ、出力を上げてクリックを爆音で聞く。その後、普通にベース、ギター、ギターのオーバーダブ、ヴォーカル、コーラス、と録っていく。全部SM58のマイク録り。
 そこからは自宅でのオレの孤独な作業。レイテンシーの修正に苦戦しながらクリックに同期させ、MIX。色々遊ぶから、時間が異常にかかる。んで、勝手に満足してTD、Sound it!を使ってコンプとEQをぶっこむだけのエセMastering。その後MP3に圧縮してサーバにアップ、メンバーにDLのURLを撒いて作業終了。自分のiPodに入れて色んな環境で試聴してチェック!
 以上が4g/烏龍式のプリプロである。

 オレは誰かにレコーディングを習ったこともないし、学校に行ったこともない。全て見よう見まねだったり、ちまちま実験したり、サンレコの受け売りだったり、とにかく独学。だから正しい手順や細かい論理は全然知らないけど、結構いい音を作れる自信はある。プロのエンジニアに怒られそうな発言だがw
 思い返せば、生まれて初めて多重録音という行為に手を染めたのは14歳のとき。当時やってたバンドでデモテープを作ろうということになり、MTRを買おう!という流れになった。オレはお年玉をはたいて、TASCAMのPORTA07という4trカセットMTRを買った。ここからオレのMIX人生が始まった。
 バンドが解散した後も多重録音の呪縛が解けず、独りでTHE BEATLESをドラムからギターまでスコア片手に録ったものだ。4trながら、カセットという手軽さからピンポンしまくって、実に30余trの曲を録ったこともあった。すでにカセットが伸びてBPMが変わってしまってはいたが…。
 このPORTA07は19歳の頃まで活躍してくれ、とうとうヘッド、モーター部が全て壊れ、永遠の眠りについた。その後、8trカセットMTR⇒8trMD MTR⇒12trHD MTR⇒Sound Edit/Mac⇒Cubase SX/Win⇒Live 4/Win,Macと流れ、今はLive 5がメインとなっている。なんかこうやって書き綴ると、成長したなぁ、なんて思ってくる。何が成長したかは分からないけどw
 今の環境ではトラック数はPCのスペック次第でどうにでもなる。しかもある程度のエフェクターはデフォルトで装備されている。オーバーダブしていくのにもMIXするのにも何の試行錯誤もない。しかし昔は4trを超えようものなら大騒ぎだった。MIXでリバーブ1つかけるのも、ギター用のエフェクターをセンドして入力レベルを抑えたりとか、大変な作業だった。とにかくイイ音や面白い音を作ることに対して試行錯誤の連続だった。そんな過去の体験が、現在のオレの音楽制作に活かされている、と、部屋に篭ってプリプロMIXをしているとひしひしと感じるのだ。

 あぁ、やっぱりテクノロジーの進化に甘んじてはいけないのだな、と思ってしまう今日この頃であった。とはいえ、じゃぁまた4trカセットMTRを使ってレコれよ、って言われても絶対イヤだけどw


PORTA07

Live 5
音楽 | permalink | comments(1) | trackbacks(0)